活動日誌・お知らせ

京都市が歴史的景観保全のための「条例改正」に向け意見募集を7月10日から開始

本日、京都市議会のまちづくり委員会が開催され、京都市から「京都市歴史的景観保全のための条例改正」を検討しているとの報告が行われ、そのための「意見募集」を7月10日から8月17日にかけて実施することがわかりました。私もネット傍聴しました。

この間、仁和寺前、銀閣寺周辺、下鴨神社、二条城など世界遺産区域への「開発」による破壊の動きが相次ぐ中、開発を推進する側に身を置く京都市に対して、住民運動側からの強い批判の声があげられてきました。

こうした中、京都市としてもそうした住民の声を無視できない状況となり、新しい施策を提案せざるを得なくなったようです。

しかし、日本共産党の山根市議の質疑で明らかにされたように、京都市の本気度は疑わしい。糺の森を破壊して建設されたマンションをさして「景観が以前よりよくなった」と平然と答弁したあたりは非常に恐ろしいと思いました。森を破壊し、石畳風舗装したり、樹木を一直線に人工的配列ならべたりすることを「景観向上」と扱うようでは、自然と建物の調和が織りなす美しい「歴史的景観」を守り続けることはできないでしょう。神社らしい静かな雰囲気をもっと大事にしてほしいのですが。実効ある条例にするためには、7月10日から8月17日までのパブリックコメントが重要になります。ぜひ、意見を京都市役所に届けましょう。

↓ここをクリックして、動画の画面を呼び出し、2時間経過ぐらいのところまで進めると山根議員の質疑です。

まちづくり委員会

(更新日:2017年07月06日)