活動日誌・お知らせ

文化環境委員会で北陸新幹線延伸による環境破壊問題、世界遺産保護の取り組みについて質疑

23日行われた文化環境委員会。

【二条城・第二駐車場の廃止を提案】

世界遺産・二条城のグリンベルトを破壊して作られた第二駐車場の管理問題について追及。観光客の分散化を主張するのではれば、第一駐車場の予約がいっぱいになった段階で観光バスによる観光客を断って他地域への観光にふりわけてはどうか、第二駐車場は廃止してはどうか、と提案しました。

【下鴨神社・文化財保護法違反問題】

下鴨神社が2017年10月1日から20日にかけて行った「古馬場」のアスファルト舗装化が文化庁への現状変更届もなしに行われていた問題で、当局から資料が出されたので改めて質しました。「古馬場」はカラー舗装の上に十数センチの「転圧砕石」がほどこされていたため多くの住民は地道であるとの認識をもっていた場所であり、その「転圧砕石」が取り除かれて「アスファルト舗装」とされたことが地域で問題となっていました。私含む住民5人の代表団がパリ・ユネスコ本部で交渉を行った中で指摘した事例の一つでありますが、その情報が文化庁を経由して京都市に届き、京都市ははじめて認識したとしています。問題は、このアスファルト舗装の先には森があり、森の中心部に大量の観光バスなどを呼び込むことを前提にした工事であったこと。これ以上糺の森の中に車が入り込むと、木の根が痛んで森が弱ってしまいます。世界遺産を保護する枠組みをしっかり作るように求めました。

【北陸新幹線の京都の地下に通すことは危険】

北陸新幹線の環境面での問題点について、市長が審議会答申よりも緩めた内容で「意見」表明した問題を追及しました。

(更新日:2019年07月24日)