活動日誌・お知らせ

9月10日京都市会・文化環境委員会 京響のこれから・客引き条例など議論

文化環境委員会での議論を報告します。

京都市交響楽団ビジョン策定にかかる市民意見の募集

来年四月から楽団員の皆さんの身分が特別職非常勤嘱託員から財団職員(京都市音楽芸術文化振興財団)に変更されます。地方公務員法などの改定に伴うものですが、京都市の設置者としての財政的・人的な支援の責任を明確にする京都市交響楽団条例が全会派一致で制定され同時に施行されます。その大事な節目に当たって、「ビジョン」についての意見募集が行われることになりました。すでにたたき台は、楽団員さんも多数かかわりながらできております。

委員会では、わが党の西野議員から、本来的には直営にすべきところであるが市民に親しまれるオーケストラとしてさらなる高みを目指して頑張ってほしいという質疑。維新の議員から採算性や自立を迫る意見がありましたが、私からは京都市が安定的な財政基盤を支えてこそ、楽団員の皆さんも創意工夫できると反論。子どもたちが音楽に触れる機会を提供するなどお金に換算できない価値を創出している点も紹介し、微力ながら応援させていただくと決意表明させていただきました。立憲民主党系の議員からも京都市の財政的な責任が大事であることが指摘をされました。

「京都市客引き行為等の禁止等に関する条例」の改正案に関する市民意見について(中間報告)

私からは、客引きを委託した店舗に対してもペナルティを課す(公表や罰則)などの規制強化の提案に対し歓迎の意見が多いことも踏まえ、具体的なそれらの声を反映して11月市会提案の条例案を策定するように求めました。

文化市民局一般質疑・京都マラソンの申し込み方法の変更について(共産・西野議員)

議員が議題を設定できる一般質問で、西野議員が「今年度からネットでしか申し込めなくなったため、ネットが使えず申し込めなかった方がある。改善すべき」と迫りました。京都市からは「ネット環境がない方にはご不便おかけするのは事実」「次の大会にむけて費用面含めて代替案歩かないか含めて検討したい」と答弁。一歩前進。

環境政策局一般質疑・木質バイオマス発電について(私!!)

2019年8月に行われた文化環境委員会の視察でいった木質バイオマス発電(新潟県三条市)から学んだ点について、質疑に立ちました。地産地消という点ではまだまだ課題がありつつも、地元の山主を説得して森林整備と一体に推進していくという大変困難なところに手が入りつつあるという点では非常に学ぶべき点があったとの自らの感想を踏まえ、京都市にふさわしい形で小型木質バイオマス発電の実現を求めました。騒音や地産地消のとりくみ、まちづくりの課題もあわせて推進していくという環境政策局の答弁を踏まえ、その取り組みの推進を求めました。

環境政策局一般質疑・大岩山について(共産・西野議員)

大岩山問題を取り上げた西野市議。伏見区大岩街道沿いである区画に事業者が大量の産廃を持ち込んでいるとの苦情への対応が弱いことを問題として追及。現在調査中と繰り返す京都市に対して、西野市議の質問を聞いていた自民党議員からも相次いで厳しい指導を行うよう求める意見がだされ、京都市も前向きな答弁を対応せざるを得なくなりました。

(更新日:2019年09月10日)