DATAでみる京都市政

京都市、複数の感染が確認された学校で、早期収束のため、教員・生徒の全員PCR検査を実施

京都市内の検査の状況(0803-0919)とがし作成

 新型コロナウイルス感染症をめぐり、本日夜、京都市保健所や教育委員会より連絡があり、すでに前日までに教員1人・生徒4人に感染が判明していたある学校について、すべての生徒(家族の事情等で別日に検査する者を除く)および教員に対してのPCR検査を実施し、その中でさらに12人の感染が確認されたことが報告されました。
 ※すでに京都新聞の報道等でご存じの方もあろうかと思います。
 従来の対応では、接触者・学級・部活単位での対応にとどまっていましたが、早期収束のために、最終的にはその枠を広げての対応がおこなわれました。日本共産党市議団としては一人でも感染者が判明した場合にはその施設の全員検査を求めてきましたが、それは、今回のウイルスの特性がインフルエンザとはことなり症状が出る前から感染を拡大させる、無症状の方でも感染させる力を持ちうるとからという科学的根拠によるものです。幸い、軽症や無症状の方だけということですが、家族感染などのリスクを考えると慎重に対応せざるを得ないのがこのウイルスの難点です。検査陽性となり入院・療養中の方も、陰性といわれながらも不安な気持ちでいる方も多いと思いますが、一日もはやいご回復をお祈りします。昼夜をわかたぬ対応をいただいている方や関係者に対しても心から感謝を申し上げたいと思います。
 10月中のどこかの時点からは、大きく検査体制がかわることになりますが、感染された方が不自由しなくてもよいようにするための支援や社会的孤立を招かないための手立てをとることも含め、検査・療養体制がしっかり構築されるように、市議会でも議論して対応していきたいと考えます。

(更新日:2020年09月20日)

京都市の新型コロナ感染の状況

京都市の累計データより日計をわりだし、とがしが作成した資料

京都市が発表した資料をもとにとがしがグラフ化


昨日朝までに京都市が公開した情報をもとに、京都市の新型コロナウイルス感染症の感染の動向についてグラフ化しました。だいたい250件で推移してきた検査数からすれば、現状は大きな余力を残しているといえ、今後の動向を見極めながら、その余力をどうつかうか真剣な検討がいると考えます。また、京都市自身の検査能力は、新たな機器の購入と実戦投入になれば80件ふやせますので、これまで広げてきた民間との協力と京都市、京都府の検査の能力とあわせ、その余力をどう生かすのか真剣な検討がいると考えます。

京都市が2回目の新型コロナウイルス感染症の動向についての報告を発表しました。https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000274028.html
週の動向については、2回目の発表になります。わが党市議団としても、感染状況を分析・公表することを求めてきたことや、他党からもわかりやすい発信がもとめられてきたことなどを踏まえた京都市の対応の改善といえます。ありがとうございます。ただし、京都市のデータの紹介としつつも、京都府全体の陽性率が記載されているのは、やはり納得がいきません。なので、引き続き、私自身の独自の情報開示は続けていきたいと思います。

当たり前のことかもしれませんが、この報告で紹介されているクラスターも、出発点は感染経路不明です。無症状の感染者を積極的に見つけて、保護療養するという戦略に転じていかないと、いくら個人が対策を講じても限界があると思います。京都方式でもおいついていないのですから、クラスター対策の対象の拡大と、戦略的な大規模PCR検査を検討していただきたいと思います。

(更新日:2020年09月09日)