「父と子」 2015.2.1

 

 事務所開きの夜、帰宅すると、いきなり長女が「お父ちゃんのお父ちゃんが死んだこと知っているで」と声をかけてきました。事情にて事務所開きに参加できなかった長女(五歳)ですが、どうも、そのときの私の挨拶の中身を家族から聞いたようです。「私の父は四十八歳で世を去りました。働きすぎがたたって命を縮めてしまったのです。会社というよりも業界のブラックぶりこそが問題であり、それを変えるのが政治。過労死をおしつける安倍政権の残業代ゼロ法案の動きと闘わなければ」。私はこの一月で四十歳になりましたがあと八年で父の年齢を越えます。長女と話しながら感慨深いものがありました。父は公共事業を担う民間技術者でしたが、今でも子どもながらに聞いた言葉が議会活動で生きることもあります。人間の一生は短くても、こうやってつながっていくと思えば、なんとすばらしいことか。社会進歩を目指す努力は必ず未来に生きる。子どもたちに誇れる人生を貫くべく、四月にむけ全力を尽くします。(とがし豊議会報告2015年2月1日号掲載)

(更新日:2015年02月16日)