8月下旬、保育園で死んだセミにアリが群がっているのを見つけ、そのセミをもって帰ろうとする長女。私は「ご飯たべているのを邪魔されたら、いややろ~」とアリの立場から説得。それでも動かないので「この前、家で死んだセミさんを庭においてあるから、今頃、おうちでもアリさんが解体して巣に運んでるよ~」というとようやく帰路につく二人。「アリさんは自分の四百倍のモノを運べんのやで」と長女。病院で母に読んでもらった絵本で耳にした情報らしい。帰宅すると、アリはセミの死骸の周りを砂でかこみ解体作業中。長女「ありさん、がんばってた!」、次女「セミ、かわいかった。あり、ちっちゃい」――アリがセミの死骸を食べる、この小さな営みの連鎖が集合してできる食物連鎖・生態系。防災の観点から森林再生の必要を訴えているが、こうした生態系も含めてしっかりと観察してこそ正しい選択ができることを子どもたちに学ばされました。(2014.9.3議会報告掲載)
(更新日:2014年09月29日)