活動日誌・お知らせ

2017.8.27 日本共産党演説会@円山音楽堂は満員!野党共闘へ期待広がる。

2017年8月27日日本共産党演説会@円山音楽堂

満員の円山野外音楽堂で訴える小池晃書記局長

昨日の演説会はなんと3000人の参加。開会の一時間前くらいからどんどん人が入りはじめ、開始時にはほぼ満員に。高山佳奈子京都大学大学院教授の訴え、学生の訴えに続き、日本共産党の小選挙区候補6人が全員そろって訴え。ちさか候補ももちろん登壇。小池書記局長のお話を聞き、野党共闘がこれからも引き続き大きな流れになっていくことを実感するものでした。細かなマスコミ報道にながされず、野党共闘でこそ自民党の政治は変えられるし、立憲主義回復こそがもっとも大切な「共闘の大義」であるとの指摘は、聞いていてとってもすっきりと胸におちる話でした。私は会場入り口での案内係でしたが、興味深々の外国人にもつたない英語ではありますが説明すると、とっても喜ばれ、ちょっとした国際親善に役立てたと思います。世界の人々に日本の共産党の健在ぶりが発信させることでしょう。

(更新日:2017年08月28日)

おかしいぞ最近の京都市美術館(2017.8.24工事説明会に参加して)

9月から本格的に始まる収蔵庫解体を前に、京都市美術館再整備工事の説明会に参加しました。

「空にかける階段’88-Ⅱ」については、なんの見通しももたずに切断したということがよく分かった。

基本計画の「想定」そのものが無謀だった。なんせプロポーザル提案での当選案を地下2階から地下1階に改めて入札したら130億円かかるという予算超過(100億円が京都市が示した提案)になったそうだから、当選案通りだったらいったさらにどれだけ予算超過になっていたのだろう。レストランを削って、100億円に収まった・・・という経過を考えると、本当に京都市の基本計画や基本設計受託者選定の仕様書というのはいいかげんなものだったのだろうな、と実感をしました。

企業からの外部資金で目がくらんだのだろうか。

本当に芸術振興を思えば、京都市自身の税収や国庫補助の範疇で、他の無駄な事業を削減して費用を捻出して、ひねり出せる金額でやるべきだろうと思う。ただでさえ、狭い敷地において、企業宣伝ブースやら事業活動やらへのスペース明け渡しで、余計と文化活動の空間が狭くなってしまう。

そして、収蔵品を切断する・・・議会に虚偽報告して切断する、作者をだまし討ちにして切断する・・・本当にこの京都市美術館は最近どうしてしまったのだろうか。

以下、説明会の様子です

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<私から>

①付属棟は市民スペースに。レストランはいらない。レストランは周辺飲食店を利用してもらったら地域経済活性化にものある。

→我々(京都市)としてはレストランをつくりたい。レストランが必要。

②基本計画からの大幅な変更の理由として地下を大胆につかえなくなったというが、その段階で基本計画そのものを見直す必要があったのではないか。地下の水位を理由にあげていたが、どの程度想定がちがったのか。

→京都会館の工事では4.5m~5.5m。動物園は高いところと低いところのばらつき(数字は覚えていない)。美術館は2.5mの推移だった。

③美術館前の「空にかける階段’88-Ⅱ」の切断について、作家との話し合いのさなかに合意を踏みにじって切断工事をしたのは人間としてどうなのか、それから、切断してしまった作品をどうやって再展示するつもりなのか、どこに展示するか。

→作家の方と協議をして、すり鉢状にして現在地に再展示する。11㍍で一本あたり21トンの重さがあり震度六で倒壊の恐れがあるので、安全に工事ができるのは今しかないと急いでいた。

④本館について、ここまでいじくって重要文化財指定をとれるのか、ここまでの工事をやって果たして指定がとられるという担保を国にとって行っているのか→担保はない。文化庁職員とて重要文化財審議会にかけなければ指定とならないので、それがない状態ではなんともいえない。市の文化財保護課は可能だと言っている。

⑤京セラに提供する企業宣伝ブースはどこになるのか→決まっていない。

<そのほかの質疑応答>

●文教学園の工事との関係は→これから確認します。

●アスベスト拡散しないように→法規制により行う。

●樹木伐採の全貌は→収蔵庫の周囲一定の伐採。東側と北側の木を切る。東側の二列の並木は東側を少し残す。

●コンペ(プロポーザル提案)と基本設計の内容が違うものになった理由。

→案を選ぶコンペではなく、設計者=人を選ぶプロポーザル提案であり、プロポーザル提案では収蔵庫は残す案が出されていたが、その後想定より水位が高かったため地下を大胆につかえなくなったのでそのようにはできなくなった。

●付属棟(現事務棟)の活用イメージは→当初は多目的スペースだったが、本体工事からはずれたが、民間活力を使ってレストランをつくりたい。

●カフェはあるが美術教室がなくなるなどした。アトリエ棟などほしい。→新棟につくる。

●設計変更などあるというがどういうときか。→基本設計から大きくはかわらないが、実施設計と建築工事は一体発注で細かなところを詰めながら工事していく上での変更。

●建築確認は→年内にはとる。まずは、収蔵庫を撤去してから。

●今回、解体工事についての説明会の正当性はどこあるのか?

●再整備基本計画では、収蔵庫は耐震上問題なく、保存活用とされているのに、収蔵庫を建て替える案が採用されたおいうのは、不正があったからではないか。

→耐震性はあったがより耐震性の高いものにしていこうという話になった。

→当選したプロポーザル提案も当初は、収蔵庫は解体ではなく、保存活用であった。

あくまでもプロポーザル提案なので、そこから話し合いながら設計を変更した。

●京都会館再整備工事の安全対策やアスベスト対策はずさんだった。きちんとしてください。

●「空にかける階段」を切断するにあたり、市議会議長に作者が了解したと嘘をついたのはどなたですか。反省を。

→文化市民局長から議員に対し「不正確な説明だった」と謝罪しました。

(更新日:2017年08月25日)

京都市が交渉途中で、美術館前のモニュメント撤去工事強行狙う

なんのためのモニュメント撤去なのか・・・

必要性がまともに説明されないまま、工事が強行されようとしています。

本日、突如として撤去するとの通告がなされました。

20170808 美術館

(情報提供はこの問題を熱心にとりあげてくれている井坂市議)

そもそもレストラン建設計画がなくなったはずであれば、

このように工事を急ぐ必要もありません。

京都市側は7メートルのすり鉢状のくぼみをもうけてそこに設置すると言いますが、

結局「検討」どまりで、法的に可能なのか、

他の方法の方が合理的ではないかという指摘については、

まともな検討がありません。

このような工事の強行は認められません。

美術作品をどう守るのか、公開コンペでもされてはどうかと思うほどですが、

どうやって守るかという視点ではなく、

どう撤去するかばかりに意識がまわっている京都市の態度には全く納得いきません。

命名権等の京都市美術館の財産の売却を勝手にする京都市ですが、

このモニュメントの一件も同根の問題をかかえており、

京都市の文化行政は本当に深刻な重症です。

(更新日:2017年08月08日)