私含む市議18人の議員団とスタッフ、地域・職場・学園の党支部や後援会、そして、何より幅広い個人団体の皆さんと共同して取り組んで積み上げた実績ですので、その量は大変膨大ですが、7月16日になんとか議員団としてまとめを発行しましたので、それをご紹介します。詳しくはご覧いただけたらと思います。
20210700市議団の実績・役割
とはいえ、そんなんいちいち読んでられないという方も多いと思うので、私自身が繰り返し市議会でも取り上げ、当局や他党とも公式・非公式に折衝を重ねる中で実現したものをいくつか紹介したいと思います。
新型コロナ対策をめぐって
例えば、新型コロナ感染症対策。この間、未然にクラスター発生を防止する威力を発揮している「高齢者施設へのpcr検査の定期検査の実施」です。当初、京都市はこれをかたくなに拒否していましたが、世田谷区の事例を繰り返し市議会で丁寧に紹介し、当局の説得を続けました。国から推奨する「通知」が出てもなお、京都市はなかなか踏み切りませんでしたが、繰り返しの働きかけの結果、京都市は方針転換し、実施することに。4月26日以降は毎週実施が行われ、今なお継続しています。
また、事業者への支援では中小企業再起支援金制度について、対象を50%売り上げ減としぼられていたものを30%減にまで要件緩和をさせることができました。まさに、共産党が出した当時の修正案の方向でした。「市民・事業者の実態」から出発して、「科学」を大切にした解決策を模索する、日本共産党ならではの取り組みでもあります。
財政問題では
今焦点の財政問題で言えば、京都市の税金の無駄遣いを質す仕事です。高速道路3路線の中止、焼却灰溶融炉の中止は代表的です。日本共産党以外の政党はすべて推進で、市長もかたくなでしたが、それでも広範な市民の皆さんと共同する中で、中止の世論が市庁舎内を圧倒し、市長を中止の決断に追い詰めました。現在は、北陸新幹線などの大型事業を、京都のまちや自然、そして財政を破綻させる無駄遣いとして中止を迫っています。企業団体献金をもらわない日本共産党ならではの役割です。
与野党を超えた意見の交流は結構活発にあります
それから、「共産党の世界しかしらないのではないか」とのご意見も頂戴しましたが、私自身は議会終盤には、他党の皆さんと折衝する担当になっており、いくつもの意見書を他党の皆さんと一緒に作り上げる取り組みを重ねており、すべてではないにしても他党の方の考え方を肌で感じて知っております。
(更新日:2021年07月25日)