活動日誌・お知らせ

2019.11.29グローバル気候マーチ@京都に参加

グローバル気候マーチに小4の娘と一緒に参加しました。

前回よりも学生の参加、日本人の参加も増え、幅が広がった実感があります。若者たちの行動力に感動です。

「お父ちゃん、大人が子どもに怒られるなんて本当に困ったことや。最近はしっかりした子どもが大いな」

と、グレタさんに怒られたトランプ大統領らのことを指しているらしい。

だから、父ちゃんもきちんと叫んでいるところを娘に見てもらいたいし、日本にもたくさんの若者や大人がたちあがっていることもしってほしくて誘いました。

ダンボールに手書きのかわいいメッセージとイラストを一緒に書きました。

娘はデモの最中、

たまたま通った救急車を見ながら、救急地球車やなあ、と呟いていました。

それだけ危機が迫っている。

しがらみなき子どもの目には、気候危機の本当の姿が私たち以上によく見えるのかもしれないですね。

大人の責任重大です。

(更新日:2019年11月29日)

2019/11/22議会運営委員会に出席。11月市会日程を確認、小山田氏の民フ会派離脱の報告

本日は熊野神社前での街頭宣伝のあと、京都市会議会運営委員会に出席。

立憲民主党と国民民主党に所属する7人の議員が合同して結成した「民主市民フォーラム」会派から小山田議員が離脱し無所属となることが報告されました。まあ、どうなんでしょう。

それはさておき、10月30日に決算市会が終わったところですが、さっそく、11月市会が始まります。29日に本会議で議案が付託され12月13日まで開催されます。

本日は、そのあと、文化市民局、教育委員会、行財政局、建設局から議案説明をうけ、実質的には今日から始まっています。

(更新日:2019年11月22日)

71河川140箇所決壊 どうなる京都の防災

左京まちの交流広場が主催「71河川140か所決壊!どうする京都の防災」であいさつする守田敏也さん

昨夜(2019年11月21日)は、左京まちの交流ひろば主催の「71河川140箇所決壊 どうなる京都の防災」に参加しました。

川の達人・中川学先生と
千曲川水害を調査されたジャーナリストの守田敏也さんのお話をききました。

流域治水、総合治水の大切さ、
今後こうした水害のもととなった豪雨があたりまえにくるもとでまちづくりそのものも
大きく変えていなかければと学びました。

福山和人さんも途中駆けつけて発言され、南三陸町での経験を話されました。

京都らしい避難対策を呼び掛けた守田さんのお話、避難したくなる避難所作りも、防災のイメージを一新してくれ印象的でした。

そんな、市政をぜひ福山和人市長実現で実現したい。

(更新日:2019年11月22日)

2019/11/19京都市会・文化環境委員会で土砂条例素案や災害ごみ対策など審議

本日開催の京都市会・文化環境委員会では、大岩山対策などでわが党が一貫してもとめてきた土砂条例の素案について当局より報告があり、審議しました。土砂条例をもつ8自治体のうち6自治体が今回提案の3000㎡よりも厳しい500㎡以上を中止命令の対象にしているとのことで、今回の京都市の提案は手ぬるいことをわが党から指摘。他党からも同様の声が一部あがっており、今後、募集されるパブコメを踏まえて出される条例案がどこまで踏み込むか注目しています。

また、私からは災害廃棄物対策、まごころ収集、ごみ出しルールを違反したごみへの対応を質疑しました。京都市は現在15人体制で福島県郡山市に派遣し災害ごみ対策の支援に入っていますが、その取り組みに当たる職員・留守を守る職員の皆さんに心から敬意を表しました。職員削減が極端に進む中かなり現場は大変だそうですが被災者のために乗り越えて頑張っているとの事。

環境政策局からは、復旧の第一歩は、被害をうけた家屋から災害廃棄物を出すことから始まるため、迅速にそれらを回収しないと交通の妨げとなり衛生上も問題が生じることから、とにかく初動が非常に大事だとの事でした。京都市においての大規模災害対策の計画も確認しましたが、一次仮置き場は充足、分別したものを置く2次仮置き場は不足しているため京都府と協議中とのこと。同時に、住民の身近なところに1000か所の住民用の仮置き場を設置する計画を進めているとのことで、大規模災害への備えが着々とされています。しかしながら、初動を速やかに行う場合に、この職員体制では厳しいものがあり、新規職員採用を行い、現場の直営体制の強化を求めました。

(更新日:2019年11月19日)

2019/10/30京都市議会、1.5℃特別報告書を踏まえた地球温暖化対策を求める討論

5会派及び無所属議員が共同提案「気候危機・気候非常事態を前提とした地球温暖化対策の更なる強化を求める意見書(案)」に反対、日本共産党提案の「IPCC1.5℃特別報告書を踏まえた地球温暖化対策の強化を求める意見書(案)」に賛成の討論   とがし豊

私は日本共産党京都市会議員団を代表して、自民党・公明党・民主市民フォーラム・日本維新の会・京都党無所属の5会派および無所属議員が共同提案している「気候危機・気候非常事態を前提とした地球温暖化対策の更なる強化を求める意見書(案)」に反対し、わが党提案の「IPCC1.5℃特別報告書を踏まえた地球温暖化対策の強化を求める意見書(案)」に賛成の討論を行います。

5会派及び無所属議員が示した案にもある通り、「昨今の自然災害を鑑みれば、気候危機気候非常事態といえる時代に突入しており、地球温暖化対策は喫緊の課題」というのはそのとおりであります。だからこそ、IPCC1.5℃報告書は、気温上昇を1・5℃以内に抑える必要性を説き、その道筋として、二酸化炭素排出量を2030年までに45%削減し、2050年頃には正味ゼロにしなければならず、社会のあらゆる側面において前例のない移行が必要と科学的知見から警告しているのであります。つまり、これから10年間は極めて大事であり、一刻の無駄遣いもなくダイナミックな社会構造転換が求められるのであります。

そのためには、従来の延長線での改良にとどめるのではなく、目標値をしっかりと掲げその目標達成のためのあらゆる手立てを逆算的に行うバックキャスティングが必要です。だからこそ、私たちの意見書案では、1.5℃特別報告書と整合させるために、温室効果ガス削減目標を引きあげ、長期戦略およびエネルギー計画の見直しを求めたのです。これに対し、5会派及び無所属議員提案の意見書では「2030年までに2013年比で26%削減の達成」との現状の低すぎる目標を容認するにとどまり、「目標値の上積み」についても「自治体が実施する施策への支援を拡充」する程度でできるレベルです。もともと1990年比で言えば、政府目標は14%削減に過ぎず、2030年には40%削減を求めてきた京都市の水準からみても低い政府目標であります。

5会派及び無所属議員の意見書案では、「再生可能エネルギーの最大限の導入にむけ大胆かつ意欲的な目標値を示し」と述べられていますが、具体的な再エネの普及目標や石炭火力発電や原発の問題にも言及がありません。そのような抽象的な主張では今の日本政府の政策を転換することなどできませんし、京都市も加わる指定都市自然エネルギー協議会の要求している水準からも立ち遅れた内容です。

私たちの意見書案では「遅くとも2030年までに、国内すべての石炭火力発電を廃止すること」「脱原発・再エネ100%にダイナミックかつ公正に移行する道筋をえがくこと」を求めています。政府の2030年まで再生可能エネルギー普及目標は、主力電源化と言いながらも、現在18%の到達にあるものを22%~24%に増やすだけというあまりにもお粗末な内容になっています。九州電力管内では、玄海原発が稼働したために大量の電気があまり、昨年10月から玄海原発が止まる5月までの間のうち、68日もの間、再生可能エネルギーの出力抑制が強いられ、せっかく生み出したエネルギーを捨てることとなりました。原発さえなければ再生可能エネルギーでやっていけたのに、それを原発が妨げているのです。さらに、政府は二酸化炭素を大量に排出する石炭火力発電所を新設し長期にわたって存続しようとしており、二酸化炭素排出実質ゼロを目指す世界の動きから逆行しています。日本においては、原発や石炭火力から脱却する立場をはっきりしてこそ、ダイナミックな再生可能エネルギー導入の道筋を描くことができます。

9月23日国連・気候行動サミットにおいて、グレタ・トゥーンベリさんは、地球温暖化対策の強化を求める若い世代を代表して大人世代への強烈なメッセージを発信しました。

彼女は言いました。「私たちは大量絶滅の始まりにいます。それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!」と。そして、「なぜこれまでと同じやり方で、そしていくつかの技術的な解決策があれば、この問題が解決できるかのように振舞っていられるのでしょうか。現在の排出量レベルを続ければ、残っているカーボンバジェット=温室効果ガス累積排出量の上限は、8年半以内に使い切ってしまいます」と述べ、未来を生きる世代のために必死の訴えをされました。彼女のことをあれやこれやと評論する人が一部におりますが、大事なことは、立ち上がっているのは彼女だけではなく、700万人もの若者を中心とする人々が国連気候行動サミットに呼応して気候ストライキ・気候マーチにたちあがり、京都の若者たちも立ち上がっているという点であります。

未来の世代への責任として、京都議定書の地であるこの京都から、京都市会として行動を起こすべき時であり、そのためにも、私たちの提案する意見書への賛同を改めてもとめて、討論といたします。ありがとうございました。

(更新日:2019年11月19日)

2019/10/30請願「無鄰菴庭園からの眺望を保全するための市民提案の実現」採択を求める討論

請願「無鄰菴庭園からの眺望を保全するための市民提案の実現」採択を求める討論

2019年10月30日 とがし豊

日本共産党京都市会議員団は、「無鄰菴庭園からの眺望を保全するための市民提案の実現」を求める請願について、採択すべきという態度を表明しておりますので、代表してその理由を申し述べます。

京都市自身が請願の補足説明において認めている通り、無鄰菴の回遊式庭園からの眺めは「あらゆる方向に向けてすぐれた眺望景観を享受することができる重要な景観」であります。今回の請願審査で焦点となった西向きの景観についても、京都市はすぐれた眺望景観であると説明しています。その景観とは、池を中心に美しく広がる庭園の背後に無鄰菴の母屋が浮かび上がり、その背後には広大な空が広がるというものです。母屋から東を向いて東山を借景にした庭園を楽しむだけではなく、西向きの美しい景観もふくめ、360℃の眺めを堪能する姿こそが、山縣有朋と7代目小川治兵衛が残したものであり、それをしっかり未来の世代に引き継ぐのが私たち現在の世代の役割ではないでしょうか。

ところが、今回、無鄰菴の西隣に、4階建てのホテルが建設されることによって実際に、この無鄰菴庭園からの西向きの景観が壊されそうになっているのであります。この請願者からの指摘に対して、京都市は、美観風致審議会においても、シミュレーションを示して審議したと説明していますが、実際にはもっとも影響の大きい視点場は避けての検討でありました。ホテルが垣間見られる別の地点からの西向きの見え方を検討して審議会の了解を得たと説明していますが、もっとも影響の大きい視点場を避けての検討では不十分にならざるを得ないのは当たり前ではりませんか。建築主であるヒューリックは住民側がもっとも西向きの景観に影響を与えると指定した視点場からのシミュレーションを準備し、京都市にも事前に提供したうえで2月28日に住民側に提示しましたが、京都市の風致保全課の判断によりこのシミュレーションの美観風致審議会への提供は見送られたと説明しました。住民側の粘り強い交渉の結果として、ようやく事業者自身が最も無鄰菴からの眺望景観に影響があるシミュレーションを示したにもかかわらず、これを美観風致審議会への提出を見送る判断を行った京都市の姿勢は極めて問題であります。

京都市自身も、今回の市民提案にあたって、審議会への提出を見送った最も景観に影響のある視点場からの眺めについてもシミュレーションを行いました。ところが、この請願審査にあたり、この視点場のシミュレーションについては、またもや提供が見送られました。よっぽど、まちづくり委員会の委員の皆さんに知られたくなかったのでありましょう。この点では、適切な資料が提供されないまま委員会で判断されたことは極めて残念であります。

請願がもとめる無鄰菴の回遊式庭園からの眺望の保全の措置が講じられれば、現在建設が進められようとしているヒューリックのホテルは既存不適格となります。それを力として、ぜひとも、ヒューリックを説得していただきたいのであります。もし、周辺住民が求めるように、4階建てが実質3階建てにまで引き下げることができれば、このホテルは無鄰菴を見下ろすことなく、眺望景観への影響がなくなります。そして、お隣の瓢亭さんの上に覆いかぶさるような圧迫感となっている、4階部分も見えなくなるのですから、瓢亭さんへの影響も大変少なくすることができます。市長は近頃「地域と調和しない、京都文化の継承につながらない宿泊施設はご遠慮していただきたい」とおっしゃいますが、それが本心であるならば、この周辺住民の声をしっかりと聞き届けるべきであります。そして、市政がこうした京都の眺望景観を愛する住民の声をうけとめないときに、それをただし軌道修正させるのが本京都市会の役目であります。

ぜひとも、請願を採択し、南禅寺・岡崎一帯の景観と住環境、ひいては京都市の眺望景観を守るためにお力添えいただきますように心からお願い申し上げまして、討論とします。

(更新日:2019年11月19日)