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これじゃまるで京都市長による「土地強奪」!京都府土地収用委員会での審理

京都府収用委員会が6月5日に開催され、私も傍聴しました。

京都市が架橋・道路拡幅を狙っている「北泉橋・北泉通」の拡幅のために、邪魔になったとして、二人の土地所有者から土地をとりあげようとしています。お二人の主張は単純明快です。どうして、92年前の都市計画決定の当時に道路拡幅の対象外だった自分たちの土地が知らぬ間に「対象内」に変更されたのか、その経過と理由をしりたいという質問に京都市がいまだに無回答なため「手続き」に応じたくとも応じようがないというもの。それでは、この収容委員会で京都市はどう説明したのか。結局、当時の都市計画決定の問題については何一つ答えず、「ただいま係争中ですので京都市の主張は十分に伝わっている」からとして、土地収用手続きに入ったことを正当化してみせたのです。収用委員さんにまともな根拠も示さずに、土地だけはよこせ!とこんな虫のいい話があっていいのでしょうか。横暴すぎます。驚きました。これは土地収用ではなくて「土地収奪」です。その上、京都市は「説得の努力」をしたかの説明を行い、収用委員さんをウソの情報でだまそうとしています。森友学園問題では国有地を安くで売る国の姿勢が社会的批判を浴びていますが、これはもっと悪質です。京都市は「土地強奪」手続きを直ちに中止すべきです。収用委員会はこの異例の状況をうけて、現地調査を決定し下。収用委員会の良識を信じたいところですが。

(更新日:2018年06月07日)