活動日誌・お知らせ

公開します!とがし豊・2013年度政務活動費の使い方

兵庫県議会に端を発し、今、政務活動費の在り方に、市民の皆さんから問い合わせをうける機会が増えています。この場をおかりして私の「政務活動費」をすべて公開します。一つ一つの支出明細や領収書は、京都市役所二階の市会事務局にて閲覧が可能です。

【政務活動費って?】

政務活動費は、議員に支払われる議員報酬とは別に、公職たる京都市会議員としての政務活動に活用するために支給されものであり、実務の都合上、3ケ月分前ずつ前渡しされた上で、年度末に集計し残額を返還する仕組みとなっております。京都市では、議員一人に月40万円・年480万円が交付され、私の場合昨年度は6万1921円を使い残し、京都市に返還しました。

【ちなみに、共産党会派分の使い道は?】

また、議会内での活動グループ=「会派」にも、議員数×月15万円が支給されます。共産党は倉林明子議員辞職に伴い年度途中から14議席となり、結果として、年間総額2394万円が交付され、年度末までの残額17万2024円を京都市に返還しています。主に人件費や新聞広告、コピー利用料、新聞・定期雑誌・図書の購入、パソコン・印刷機リース代、議員団事務所(中京)家賃などです。
本稿では私の政務活動費について詳しく紹介したいと思います。

【話題の「出張」はどうなっている?】

まず多くの方から聞かれる他都市への視察ですが、「調査研究費」に分類され、9万9000円支出しました。その内訳は①他都市調査の交通費&宿費等4万5290円、②政府・省庁レクチャー交通費計5万3710円(4月、11月)。①については、7月31日から8月2日の3日間の行程で山梨県都留市、長野県松本市、愛知県名古屋市を訪問。都留市では小水力発電、松本市では健康寿命延伸計画、名古屋市では市当局が委託調査した「敬老乗車証の経済効果・健康増進効果」(投入した税金の3倍の経済効果が実証された)について行政視察を行い、その後の議会活動に大いに役立てています。
なお、昨年の市民オンブズマン全国大会において、私が行ったごみ減量(プラスチックごみ、事業系ごみ、ごみ袋の値段)についての代表質問が、他都市の先行例を調査・比較し改善案を提案していることが評価され、「よい質問例」として紹介されています。

【広報広聴費が第一位】

総額で一番多いのが広報広聴費205万0995円です。市議会報告パンフレット作成に47万9490円。京都新聞への市政報告広告掲載料30万2685円、京都新聞折込み22万8千円(2回)、議員団活動報告冊子「市政を動かす」印刷代30万8980円(5回分)、議会報告ニュース作成費用20万円(20回分)、各種ビラ20万9653円などです。これらのいくつかは、私一人ではなく、14人の党市議で共同して作成しているので、私の持ち分を計上しています。
二番目に多いのが人件費194万8128円です。市役所の党議員団控室に常駐するスタッフ=政務調査員のうち5人分の給与及び社会保険料事業主負担分等を議員全員で按分して一部負担を行っております。
三番目は通信運搬費44万3760円です。内訳は、「市政を動かす」郵送料24万5084円(5回)、新春議会報告18万9276円(料金別納郵便)。駐車場代9400円(臨時駐車分14ケ所)。
4番目は、資料購入費約14万4948円。日経新聞(WEB版含む)6万4596円、京都新聞4万7100円、定期雑誌の購入17500円(「ネットワーク京都」「住民と自治」「京都民報CD-ROM」「ノー消費税」)、書籍15冊1万7752円(「公契約条例ハンドブック」「お母さん町長奮戦記」「不安社会を考える」「住民のための国保ハンドブック」「大都市における自治の課題と自治体間連携」「福祉がつなぐ地域再生の挑戦」など)です。
ほかに、ガソリン代の一部など備品消耗品費、研修費の支出があります。

【全額を「住民が主役の市政」実現のために】

日本共産党は、政務活動費の透明性を確保するとともに、すべてを住民が主役の市政実現のために有効に活用しています。

(口コミ錦林100号に投稿、「見出し」については加筆)

(更新日:2014年11月20日)