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市長総括質疑①ゴミ袋値下げを要求。京都市はゴミ袋代の「負担感」による「ごみ減量効果」の限界を認め、論争は事実上の決着

早朝宣伝を終えて、これから市議会へ向かう直前の一コマ

本日は、朝10時から夕方6時半までびっちりと本会議場にて市長総括質疑。

台本なしのガチンコ勝負なので、生々しいやり取りとなります。

今回、日本共産党の最終バッターとして登板したのが河合よう子議員。

市民生活が大変な状況の中で、ゴミ袋の値下げを迫りました。

市長は答弁にたてず、かわりに副市長が答弁にたちました。

【副市長答弁】

①ごみ有料化で2割のごみ減量をし、税金節約効果が出ている

②ごみ袋料金を据え置いたとしても、リバウンドでごみが増えている自治体が4割ある

③ゴミ半減プランを達成するために条例改正(ゴミ分別の徹底、拡大生産者責任)を提案している

④値下げをしても結局、その分税金で負担しなければいけない。

⑤ゴミ袋代は周辺の都市と均衡した価格設定

というものでした。

【答弁から見えてくるもの】

①②③→結局京都市は「高いゴミ袋代」による「負担感」による「ゴミ減量効果」に限界を悟り、結局「分別の徹底」による「ゴミ減量」へ行き着いたということ。

②→値下げをしたら「ゴミが増える」といい続けた京都市が、「値下げ」&「ごみ減・分別徹底」という話題性によってゴミを減らしている自治体があるという事実の前に反論すらもできなくなったため、「値下げ」要求そのものに対して正面から反論ができなくなった。

ゴミ袋代を値下げすることで1割以上のごみ減量を達成した自治体があり、そこまで減らしていなくてもおおむねごみ減量傾向を維持している自治体が存在しているのですから、反論できなくて当然です。

大事なのは、その教訓を汲み取ることと、一円でも負担を軽くしてほしいという市民の気持ちにこたえることではないでしょうか。

④→有料化8年にして、ついに京都市が本音を漏らしました。結局、税金の二重取りが本音だったということです。実は、このことは有料化した当時は必死否定していた論理でした。あくまでも「ごみ減量のため」の有料化で、たまたま儲かっているものを有効活用しているに過ぎない、という論理でした。その大義名分を事実上投げ捨てたということです。

ごみ焼却炉の煙突に「展望台」(2億5千万円)で作ろうとか、好き勝手に無駄遣いしようとしている人たちが、こんな言い草をすること自身が許せません。

無駄遣いは直ちにやめて、ゴミ袋の値下げを決断すべきです。

⑤→検証したいと思います。

明日の市長総括に私も登場します

3時半以降になりそうですが、市長に原発ゼロへの「政治決断」を迫ります。

(更新日:2015年03月12日)