29日から30日にかけて、京都市会では、各党代表による代表質問が行われ、本日10月1日からは書類調査となります。
この書類調査は、以前に教育委員会職員がタクシーチケットをつかって祇園で懇談?していた実態が明るみになり、是正させるという成果をあげたことがあるという歴史的に重要な調査です。残念ながら、電子化されたことで領収書をめくることはなくなってしまいましたが、がんばってチェックしたいと思います。
さて、表題の通り、29日から30日にかけての感想を書きます。わが党からは、井坂博文議員(北区)、井上けんじ議(南区)、西村よしみ議員(右京区)の3人が登壇し、代表質問を行いました。
井坂議員の原発問題、集団的自衛権、リニア新幹線問題の追及は鋭く、災害対応能力を蝕むレベルに達した市長の職員減らしの厳しく批判しました。驚くべきことに、市長は、原発問題では32.5km圏外における避難計画すらない状況の中で、短期的な再稼働を容認姿勢を崩しませんでした。福井地裁の判決をうけて多少は前向きな変化が感じることができた京都市でしたが、やはり、市長自身の政治的な立場に重大な問題があるようです。
井上けんじ議員からは財政問題で厳しい追及がありました。国が地方財源(税収)を一部奪い取る措置をとってきた(法人市民税の一部国税化)問題に対し、5月市会において無批判に追従する条例提案をしたことについて、市長は何の反省もなし。このやり取りを見ながら私は、本気で地方財政危機に立ち向かうつもりがあれば国に対して真剣に抗議するはずであり、それなくして、住民にだけ負担をもとめるという市の姿勢は言語道断だと思いました。
西村よしみ議員の質問からは、さすがに深刻な被害をうけた京北の実情がありあると伝わってきました。そして、広島の教訓も踏まえた対策については、今後の委員会審議においてしっかり引き継いで追及してきたいと思います。
(更新日:2014年10月01日)