この夏の日本共産党京都市会議員団の他都市調査は、市議7人ずつ、2つの班にわかれ実施。私達の班は写真の通り、左から 玉本市議、私・とがし豊、やまね市議、西野市議、河合市議、加藤市議、北山市議、そして市議団事務局スタッフ3人。
1日目(2024/7/29)は相模原市公文書管理の調査調査。
2013年に、大阪市、札幌市に続き政令市3番目に公文書管理条例を作り、2014年4月に公文書館をオープンされた。
市の実施部局が「廃棄」しようとしても、公文書監理官らチームが目を光らせ、さらに、審議会でもチェックされ、誤廃棄を防ぐ。保存期間を伸ばしたり、歴史的公文書として永久保存にしたりもあるとか。四年かけて役所内のすべての文書管理・作成をチェック・改善させ、今後は学校関係の文書管理のあり方の改善に動こうとされている。
公文書館では、公文書のあり方についておはなしをお聞きしました。歴史的公文書に分類されたものは、公文書館へと移管され、市民の共有の知的財産として保管・発信されています。
目録を見ていて「えっ?こんな文書も存在しているの?」とびっくり。
学芸員さんから「この村々の合併を決めた『相模原軍都建設委員会』の名簿を見ると、会長だけではなく副会長ポストまで県幹部におえられているというのはこれが自発的なものではなく上からの合併であったということ」と紹介してくださった文書。「へ〜そう読むのか!」と納得。
いろんな発見を紹介してくださる中で、なんだかこの相模原市そのものへの愛着さえ湧いてきます。公文書の保存と公開は、賛否様々なある中で先人たちが議論し積み重ねてきた地域の生きた歴史であり、それが将来世代のまちづくりの土台にもなるし、地域への愛着を自然と育み街づくりの担い手も生み出していくのではないかと大変実感しました。
京都市での公文書管理のあり方にも活かしていきたいと思いました。
(更新日:2024年08月01日)