活動日誌・お知らせ

1月5日夜段階での京都市内の感染状況

新型コロナ感染に関する情報提供です。

◇感染経路不明

直近7日平均値の推移をみても、依然として8月ピークの3倍弱の水準での推移を続けており、1月5日の京都市内の新規感染者数65人のうち感染経路不明が31人であるという水準は、現在の京都市内の実情を表したものと考えられます。京都市発表の感染者の状況からして、未発見の「見えないクラスター」「見えにくいクラスター」が幅広い年代に生じている状況とみることができます。
<他都市のとの比較 1月4日(7日平均)>
東京都(総人口・約1400万人)622.4人
大阪市(総人口・約275万人) 58.57人
京都市(総人口・約147万人) 27.71人

◇陽性率は高い水準で推移

依然として厳しい状況が続きます。7日平均であることから、現数値が年末年始の特別の事情があると考えたとしても、仕事始めにあたる1月4日当日の陽性率は10%程度であり、感染拡大に対して検査が厳しい状況にあることにはかわりありません。
<1月4日時点の陽性率(7日平均)他都市との比較>
東京都 1月4日 陽性率 13.6%
大阪市 1月4日 陽性率 11.1%
京都市 1月4日 陽性率 14.1%
今後、年末年始の取り組みの結果が表れることになりますが、仕事初めから人の交流が活発化する中でどれだけ、感染を抑え込むことができるのかが問われます。
注意喚起は大事と思いますが、人々の行動に期待するだけではなく、潜伏期間を考慮したより徹底的にさかのぼったクラスター対策の強化や、重症化リスクが高い施設、社会的な基盤となる施設の職員等への全員検査の実施など、先手を打った取り組みで、無症状者による感染拡大を未然に防ぐ取り組みが必要と考えます。

(更新日:2021年01月06日)