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京都府土地収用委員会の現地調査に立ち合い(2018/7/11)

土地収用委員会現地調査(北泉通拡幅用地)2018年7月11日

土地収用委員会現地調査(北泉通拡幅用地)2018年7月11日

日本共産党前京都市会議員のとがし豊です。

2018年7月11日、京都府土地収用委員会の現地調査を傍聴しました。

そもそも、決定当初の都市計画決定とは十数メートルもずれたところへの橋建設・道路拡幅をしようという時点で、行政の横暴です。その横暴に納得がいかず説明をもとめているだけの地権者に対して、有無をいわさず土地収用法による土地取り上げという強硬策に出てきたのです。

それだけでも許せないのに、なんと、5メートルのセットバックを要求していただけのはずが、5.35メートルのセットバックを突如として要求し始めました。しかも、工事が始まってから。写真で示される通り、5メートルのセットバックであればまだ建物は残りますが、写真の棒でしめされている5.35メートルでセットバックさせられると、建物の前面部分がごっそり削られ、1メートルほどの高さにある入り口への階段はごっそり削られます。

その上、住民に道路拡幅のためのセットバックを要求しておきながら、京都市は現地の道路の実地調査もできていなかったらしく、どこが道路境界なのかわからないという情けない対応。住民を馬鹿にしているとしか言えません。ある日突然、行政に土地を奪うと言われ、その計画もとってもずさんだったら誰だって起こると思います。収用委員会の委員の皆様が、良識を発揮してくださることを願わずにはおれません。

(更新日:2018年07月12日)