野党でも政治を動かせる--実現した二つの成果
【大文字山はじめ荒廃した山の手入れ】
今回は、「困難」とされてきた大文字山腹崩壊対策が行われることが明らかになりました。
産業観光局は、ナラ枯れ跡地対策として実施されている「四季の彩の森復活プロジェクト」の対象として、大文字山山腹崩壊対策に取り組むと答弁しました。また、人工林を中心に「京の森再生事業」で荒廃した森林に手を入れる事業がはじめて行われることにもなっており、この間の取り組みが着実に京都市政を動かしていると実感する質疑となりました。
【屋外広告物の木質化への支援】
前年の予算委員会、決算委員会で繰り返しもとめていた看板のかけかえへの助成が、変則敵ながら実現しました。
京都市の景観条例にあわせた屋外広告物への変更が強烈にせまられるなか、資力がない事業者が多くいる実態を告発し支援をもとめてきました。
今回は「京都市内産木材」をつかった「屋外広告物」をつくるにあたって、その「材料」の木材を購入することに対し、上限10万円で総額の90%以内の助成を行うというもの。制度は柔軟に運用するように求めました。
少しでも、事業者の皆さんの負担軽減になればと微力ながら貢献できたこと、そして、こうした工夫を考えてくださった市職員の皆さんに感謝したいと思います。
野党でも、政治は動かせる。
切実な市民の願いが政治を動かすのだと改めて学びました。
(更新日:2015年03月09日)