活動日誌・お知らせ

北陸新幹線環境影響評価方法書の説明会に参加

北陸新幹線(敦賀・新大阪間)環境影響評価方法書の説明会が、今日から始まりました。

さこ府会議員と一緒に私も出席しました。

機構側もやったことがない大深度含む前例のなき長大トンネルとなるそうなのですが、乗客の安全の確保に関しては、事実上のゼロ回答。

地震対策も、後日回答するとのこと。

市街地を避けるけど市街地の京都駅の地下に駅をつくるとのことで、支離滅裂。

以下、簡単に質疑応答をまとめてみました。

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・京都市中心市街地を回避するルートとのことだが、市街地にある京都駅にどう接続するのか。

→住居のあるところを避け、道路の下をできるだけ通って京都駅にいく。(出席者から中心市街地を通らないかのような嘘の説明を今後の説明会ではやるべきではない、訂正すべきと指摘され、機構側は修正を確約)

・活断層が動いたら中越地震の時のようにトンネルは崩れるのではないか。

→北陸新幹線においても糸川断層のところで安全対策の構造である。活断層について文献で判断、国の鉄道耐震指針でつくる。熊本地震後に改訂された指針。

・立坑の形は、直立か、斜めに屈折するか。

→検討中

・準備書はいつ出てくる?

→課題あり、その後に。

・令和4年開業を念頭に動いている人が身近にいる。金沢敦賀間はあっという間に着工。

→当時はアセスがゆるくこんな説明会もいらなかったので早かった。

・水脈調査は人間だけでなく、自然環境全体の保全を目的にするのが筋。

→井戸について水質・水位を調査する。ご指摘は検討。

・残土の置き場は

→これから検討。

・立坑の深さ

→これから

・残土はどう運ぶ

→検討する

・立坑なしてどれたけの長さを掘ったことがあるか。

→11キロが最大。

・超長距離のトンネル工事になる。前例あるか。

→大深度含むものとしては初めて。

・松井山手の駅はリニアとのアクセスを想定しているか。せっかくつくるなら接続をうまく考えるべき。

→リニア新幹線については情報がない。リニアを含まず計画をたてている。

・地質学の専門家に意見を聞いているか

→トンネル工事の専門家には話を聞いている。

・指針では橋梁などだけではないか。トンネルについてどれだけの断層運動に耐えるかわかりやすく教えてほしい。

→後日、ホームページなど何らかの形で回答する。

・土砂災害でトンネルに土砂や水が入り込んだ場合救助などはどうなるか

→大深度特措法で、消防などの協議がある。そこで検討。新幹線の防災対策の基本は、とにかく駅まで走れるとこまで走りきる、立坑のところから逃げる、救助。

以上で、時間切れ。

おおむね、こんな感じでした。

(更新日:2019年12月04日)