8月21日に開かれた左京生活と健康を守る会の学習会に参加しました。
「貧困問題と生存権」をテーマに中野加奈子先生(大谷大学社会学部准教授)が講演をされ、参加者とアットホームな雰囲気の中で意見交換。救急病院のソーシャルワーカーや京都市ホームレス訪問相談員などの体験や貧困に関する深い分析に大変深く学ばされました。
「障がいを持っている人への排除」、具体的には見た目ではわかりくい障がいによってうまくできないことへのバッシングが、貧困の分野でも色濃くあるという話は大変頷けました。様々な社会的な支援制度があっても、行政の窓口にいったときに、思っていることや困っていることを言うということそのもの困難で大きなハードルとなって、制度から排除されるという場合もあります。周辺の誤解を招き、孤立するケースもあります。
「貧困」が相当な規模で深刻化・拡大するとともに、「貧困」の現れ方が多様でわかりにくくなっている中、インターネットでの情報発信、「子ども食堂」などの地域での気軽に誰もが参加できるスタイルでの活動が大事だということも非常によくわかりました。
(更新日:2018年08月23日)