南禅寺別荘庭園群が危機に直面
南禅寺周辺の疏水の水利を生かした小川治兵衛による庭園が魅力の南禅寺別荘庭園群が危機に直面しています。
近代京都が創出した美しい景観を壊してよいのか
庭園群の西端に位置する旧・小林邸跡(南禅寺ギンモンド跡)が庭だけ残し解体され、ヒューリックが14m超の箱のようなホテル建設を狙っているのです。ヒューリックは、番組小学校の一つ・立誠小学校へのホテル建設を推進している東京資本の会社です。地元説明会では、同社幹部が「この地を気に入ってホテルを計画している」と主張していましたが、本当に気に入っているのなら、南禅寺界隈別荘庭園群にふさわしい事業計画に改めるべきです。
京都市の失政は明らか!今からでも遅くない別荘庭園群を守る立場でがんばれ!
法的には15mまで可能とはいえ低層の建築物が当たり前と思われていた地域だけに、京都市の景観行政の重大な失政と言わざるを得ません。京都市当局も失政を認めて、直ちに、別荘庭園群を守るために事業者を説得する住民側の立場に転じるべきです。
8月4日には緊急で「岡崎・南禅寺の住環境を守る会」が呼びかけて、住民集会が開催されます。
8月4日 午後6時~ 国際交流会館ロビー
午後5時~ エクセル岡崎前集合で現地視察
(更新日:2018年08月02日)