活動日誌・お知らせ

日本軍遺棄毒ガス被害を考えるシンポ、第58回左京母親大会に参加して2017.9.18

今日は、日本軍遺棄毒ガス被害を考えるシンポジウムと第58回左京母親大会に参加しました。

日本軍遺棄毒ガス被害とは、70年前に集結した日中戦争(アジア太平洋戦争)において、日本軍の731部隊が遺棄した大量の毒ガス兵器が、今になって中国の人々に襲いかかり、被害を与え続けているという問題です。あまりにひどい話ですが、日本の裁判所が日本政府をかばってその責任を一切問わないために、今なお被害者の方は民間の支援に頼るしかないという悲惨な状況に置かれています。「いつまで謝り続けるのだ」などと偉そうなことをいう人がいますが、謝るも何も、全く謝っていない戦争犯罪がここにあるのです。そして、今も被害が起こっているのです。今なお私の属する日本国家というものが、被害を与え続けていることに苦痛を覚えました。こんなことでは真の友好は築けない。そして、母親大会では、世界各地で反原発・平和を求めての講演などの活動をつづけているジャーナリストの守田敏也さんの講演を聞きました。これもまた、日本の加害だけではなく、被害の実態をリアルに見つめることによって、アメリカという国が行ってきた戦争犯罪の実態を知ることをとおして、本当の意味での世界やアメリカ人との友好を築くうえで、戦争への突き進む暴走を食い止める特別の役割がこの日本にはあるということを実感しました。たいへん重たい企画二つに立て続けに参加したのですが、大変勉強になる一日でした。そのほか、生活相談も2つ舞い込み、総選挙を前に、大変あわただしくなってきました。

(更新日:2017年09月18日)