活動日誌・お知らせ

岡崎公園再整備の原案が検討された昨年、市民から出された市に提出された意見

岡崎公園再整備の対象エリア(とがし豊作成)

【京都市が2014年2月に実施した市民意見募集で寄せられた「市民意見」より、緑地に関する部分を抽出】
〇公園内の成長した樹木の伐採には反対です。大きな木々が成育している。その枝の間から東山の稜線が見え隠れする・・・とてもステキだと思います。きちんと整いすぎた箱庭的な松を中心とした風景なんて、のんびりと過ごしたい公園には似合わないと思います。夏の暑さには大樹の陰、京都市内で大空に向かったのびやかな枝を広げた希少な樹木、もっと大切に考えてください。
〇戦後、間もなく岡崎に住み、この地をこよなく愛しています。思い起こせば、再整備計画の地は、当時は進駐軍の建物が建ちならび、親からは、近寄ってはいけない場所として、子ども心に恐ろしい気持ちになったことが思い出されます。それから徐々に多くの整備がなされ、公園には、イヌマキ、ケヤキ、クスノキ、カツラ、アキニレ、エノキ、センダン、マテバシイなどたくさんの木樹が植えられ、桜のみの他と比べて、ちょうど良い大人の公園となりました。ただ手入れが十分ではなく、人も木も命あるものは大切に育てなければという思いで見ておりました。幹周3m位の大木が50本近くあり、鳥や虫や草花もその下で命をはぐくでおります。公園として成熟期を迎えているのです。貴重な財産を生かす工夫をもってほかにない岡崎の公園整備を心より願っています。土のぬくもり、葉っぱを踏む温かい感触を子供たちに伝える公園、土の中の呼吸を、未来に教える公園であってほしい。半世紀以上かけて、都心に築かれた京都の先人の心意気を忘れない、そう思っています。
〇道路域の一部に植栽帯を設けるなどして緑空間を確保し、公園地域に取り込みますがよいと思います。
〇東山はどこからも見えないとだめなのか。大きな樹木は剪定で縮められます。植樹は落葉樹中心の植樹を専門家に聞くべきです。三山のなら枯れ、植樹に関心を持って協力していますが、三山のガイドラインも参考になります。
(つづく)
※参考
 都市公園の役割(国土交通省HP)より

(更新日:2015年02月12日)