活動日誌・お知らせ
どうなる?京都のトンネルの安全性!?
このたび、京都市内13箇所のトンネルについて修繕が必要であることが明らかになりました。
急を要する第1グループは、
栗尾トンネル、宝ヶ池トンネル、黒田トンネル。
(背面空洞、履行厚不足、うき・剥離を確認)
その次に優先度の高い第2グループには
笠、中川、八瀬、弓槻、大山、厨子奥、花山、御陵、粟田口の各トンネルが指定された。(うき・剥離、ひび割れ、老衰があり、早期に修繕が必要)
そして、第3グループには、
清滝トンネルが指定されました。
(うき・剥離、ひび割れがあり、予防のための修繕が必要なトンネル)
京都市は、新年度には宝ヶ池トンネルと栗尾トンネルの修繕を予定し、残る11箇所のトンネルも含め2017年度までの4年間で総額約5億7800万円をかけて修繕する予定にしています。
こんな緊急性が高い工事があるのに、ますます8億円もの事業費のかかる北泉橋の新設などしている場合ではなくないことが明らかになってきました。
(更新日:2015年03月19日)
岡崎公園再整備工事の「今」、そして、これからのまちづくり
![150318124227[1]](http://togashi-yutaka.jp/wp-content/uploads/2015/03/1503181242271-300x300.jpg)
- 岡崎公園の再整備工事の現況
【岡崎公園の近況】
多くの皆さんに拡散などご協力いただき、約1万人の方に当該問題を掲載したFBページを見ていただき、その他、いろいろな形でのご協力に感謝申し上げます。
当初計画より23本少ない95本の樹木伐採が強行されました。公園最大級の楠の巨木(幹周3メール、高さ18メール)含む大木や桜・紅葉などの伐採が強行されたのは残念ですが、23本の樹木を運動によって守れたのは本当によかったです。いよいよ通行止めをしての神宮道の公園化の工事が始まりました。
【子どもから】
五歳の長女に「まだ仕事終わらへんね」というと
「お父ちゃんが何してるか知ってるで!
お父ちゃんは、安倍政権の暴走をとめるのと、木をきるのをやめてっていっているんやろ~」
と。
23本は守ったよというと、「ほんまは切られてたらどうする?」とどきっとする一言。
さすがに、それは大丈夫なはず…
ですが、しっかりと見守りたいと思います。
【住民不在から「住民参加」へ転換を】
住民不在の再開発では、結局、誰も望まぬ大失敗となりかねませんので、地域をよく知り地域を愛する住民の声をもっと大切にする市政をめざし、「区民協議会の設置」を提案しています。
(更新日:2015年03月18日)
市長総括質疑②原発ゼロの政治決断、高浜原発再稼動反対を市長迫る

- 2015年1月2日関西電力京都支店前
震災・原発事故から4年
3月11日、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から4年がたちました。
そして、あと2日で、稼動原発ゼロから1年6ヶ月となります。
市長がこの間の原発問題への態度の基準としている京都市議会決議では「一日も早く原発に依存しない」と書いていますが、その決議が行われたのは3年前の話。
今こそ、その「一日も早く」の瞬間ではないか!と、市長に原発ゼロへの政治決断を迫りました。
ところが、あいもかわらず、「短期的な稼動は必要」との認識を繰り返しました。
結局、こうやってずるずる原発への依存を強めていくという姿勢が露骨に表れました。
高浜原発の再稼動容認の京都市長
高浜原発3号機・4号機の再稼動に反対するように市長に迫りました。
国会質疑でも、3号機と4号機が同時に事故を起こした場合どうするかという想定が一切されていないことも明らかになっており、こんな「基準」に適合して「安全」と考えること自身が大きな問題ではないでしょうか。
※参考:原発集中の危険 審査・検討なし→http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2015-02-26/2015022601_01_1.html
副市長は「万全の安全」を確保した上で再稼動を認めるとし、その「万全の安全」かどうかは「国の判断」にゆだねるとの答弁を行いました。
国は専門家のみならず地方自治体などから上がってくる声で政策立案するというのに、「国いいなり」で絶対服従とは・・・
これでは、市民の安全を守ることなどできませんし、危機感の欠如としかいいようがありません。
そして、京都市の原子力防災計画に「高浜原発の事故」がまったく想定されていないという点にもその危機感の欠如があらわれています。
32.5kmの距離に京都市がはいらないから対象にしないという答弁だったのですが、この「新たな安全神話」と闘わなければなりません。
再生可能エネルギー普及へ京都市はもっと謙虚になるべき
京都市では、2012年をピークに太陽光発電の普及の伸びが悪くなっています。
2011年1571件→2012年1780件→2013年1580件→2014年(前年下回る見通し)
そこで、新たな対策として、「初期費用」の確保ができなくても「屋根」がある皆さんであればゼロ円で太陽光パネルが設置できる
飯田市「おひさまゼロ円システム」の京都版の導入を提案しました。
ところが、副市長は、飯田市の仕組みの問題点をあげつらって批判するばかりで、謙虚に学ぼうという姿勢がひとかけらもありませんでした。
そこで再質問。
市民協働発電制度は、「屋根」などの条件がない方でも「出資」という形で再生可能エネルギーに参加できるという道を開いたが、ゼロ円システムであれば「屋根」などの条件がありながらも百数十万円の初期費用を確保できない方が参加する道を開くことができると提起し、飯田市での課題をしっかり踏まえて京都のまちにふさわしい制度を導入するように求めました。
一応、市長も副市長も、うなづいておられたのですが、ぜひとも他都市の事例については謙虚に学ぶ姿勢をもっていただきたいと思います。
(更新日:2015年03月13日)

市長総括質疑①ゴミ袋値下げを要求。京都市はゴミ袋代の「負担感」による「ごみ減量効果」の限界を認め、論争は事実上の決着

早朝宣伝を終えて、これから市議会へ向かう直前の一コマ
本日は、朝10時から夕方6時半までびっちりと本会議場にて市長総括質疑。
台本なしのガチンコ勝負なので、生々しいやり取りとなります。
今回、日本共産党の最終バッターとして登板したのが河合よう子議員。
市民生活が大変な状況の中で、ゴミ袋の値下げを迫りました。
市長は答弁にたてず、かわりに副市長が答弁にたちました。
【副市長答弁】
①ごみ有料化で2割のごみ減量をし、税金節約効果が出ている
②ごみ袋料金を据え置いたとしても、リバウンドでごみが増えている自治体が4割ある
③ゴミ半減プランを達成するために条例改正(ゴミ分別の徹底、拡大生産者責任)を提案している
④値下げをしても結局、その分税金で負担しなければいけない。
⑤ゴミ袋代は周辺の都市と均衡した価格設定
というものでした。
【答弁から見えてくるもの】
①②③→結局京都市は「高いゴミ袋代」による「負担感」による「ゴミ減量効果」に限界を悟り、結局「分別の徹底」による「ゴミ減量」へ行き着いたということ。
②→値下げをしたら「ゴミが増える」といい続けた京都市が、「値下げ」&「ごみ減・分別徹底」という話題性によってゴミを減らしている自治体があるという事実の前に反論すらもできなくなったため、「値下げ」要求そのものに対して正面から反論ができなくなった。
ゴミ袋代を値下げすることで1割以上のごみ減量を達成した自治体があり、そこまで減らしていなくてもおおむねごみ減量傾向を維持している自治体が存在しているのですから、反論できなくて当然です。
大事なのは、その教訓を汲み取ることと、一円でも負担を軽くしてほしいという市民の気持ちにこたえることではないでしょうか。
④→有料化8年にして、ついに京都市が本音を漏らしました。結局、税金の二重取りが本音だったということです。実は、このことは有料化した当時は必死否定していた論理でした。あくまでも「ごみ減量のため」の有料化で、たまたま儲かっているものを有効活用しているに過ぎない、という論理でした。その大義名分を事実上投げ捨てたということです。
ごみ焼却炉の煙突に「展望台」(2億5千万円)で作ろうとか、好き勝手に無駄遣いしようとしている人たちが、こんな言い草をすること自身が許せません。
無駄遣いは直ちにやめて、ゴミ袋の値下げを決断すべきです。
⑤→検証したいと思います。
明日の市長総括に私も登場します
3時半以降になりそうですが、市長に原発ゼロへの「政治決断」を迫ります。
(更新日:2015年03月12日)

局別質疑ハイライト⑦野党でも政治を動かす~大文字山腹崩壊対策、「看板」の木質化への助成の実現へ

台風18号による大文字山腹崩壊の現場を調査する光永敦彦府議・とがし豊市議
野党でも政治を動かせる--実現した二つの成果
【大文字山はじめ荒廃した山の手入れ】
今回は、「困難」とされてきた大文字山腹崩壊対策が行われることが明らかになりました。
産業観光局は、ナラ枯れ跡地対策として実施されている「四季の彩の森復活プロジェクト」の対象として、大文字山山腹崩壊対策に取り組むと答弁しました。また、人工林を中心に「京の森再生事業」で荒廃した森林に手を入れる事業がはじめて行われることにもなっており、この間の取り組みが着実に京都市政を動かしていると実感する質疑となりました。
【屋外広告物の木質化への支援】
前年の予算委員会、決算委員会で繰り返しもとめていた看板のかけかえへの助成が、変則敵ながら実現しました。
京都市の景観条例にあわせた屋外広告物への変更が強烈にせまられるなか、資力がない事業者が多くいる実態を告発し支援をもとめてきました。
今回は「京都市内産木材」をつかった「屋外広告物」をつくるにあたって、その「材料」の木材を購入することに対し、上限10万円で総額の90%以内の助成を行うというもの。制度は柔軟に運用するように求めました。
少しでも、事業者の皆さんの負担軽減になればと微力ながら貢献できたこと、そして、こうした工夫を考えてくださった市職員の皆さんに感謝したいと思います。
野党でも、政治は動かせる。
切実な市民の願いが政治を動かすのだと改めて学びました。
(更新日:2015年03月09日)
局別質疑⑥安倍政権の「戦争する国づくり」「地方破壊」ストップを
今朝も6時半から駅頭にたち、
チラシ配りから活動をスタート。朝のご挨拶をしながらチラシを配り、35人もの皆さんに受け取っていただきました。
その後、錦林学区後援会の皆さんと一緒に定例の熊野神社前宣伝。「がんばってるねぇ」と激励多数。手ごたえを感じます。
【市役所へ移動し、局別質疑5日目に突入】
総合企画局の事業について集中的な審議が行われました。
①安倍政権が戦争する国づくりに対抗し、戦争ではなく平和の力を強くしよう!自治体間交流や草の根の国際交流を!
②地球の未来のかかった地球温暖化対策の国際会合COP21パリ会議成功へ、京都議定書発祥の地として力つくせ。
③国の定めた「国土のグランドデザイン2050」は東京一極集中を加速し、都市の周辺部の地域からは様々なサービスが撤退し切り捨てられる恐れがあり、具体化すべきでない。
④「小さな拠点」で選別切捨てをすすめるのではなく、あらゆる集落の努力を応援する立場に立つべきで、左京区役所などに過疎化対策室を設置し総合的対策を行うべき。
⑤富裕層観光・MICE優先が岡崎公園再整備をゆがめ、市民の願う公園の姿から離れることで、かえって観光客のためにもなっていない。住民の意見をしっかり反映した取り組みを求める。
⑥選択と集中により岡崎など特定地域に巨額の税金が入る一方で、それ以外の地域は置き去り。学区単位、行政区単位でしっかりとまちづくりを進めていく立場で税金の使い方を考えるべき。
など質疑。週明けには、産業観光局の質疑が行われ、二日あけて、市長総括質疑へとつながっていきます。
(更新日:2015年03月06日)
局別質疑ハイライト⑤土砂災害警戒区域における総合的な防災対策をもとめる
広島での土砂災害の苦い教訓を受け、土砂災害防止法が改正され、特別警戒区域や警戒区域の「未指定」の箇所についても、都道府県や市町村が公表することとなったことを皆さんはご存知でしょうか。
左京区も下記の京都府のHPで確認できます。
左京区(16地区419箇所)
さて、私からは、この区域について、避難計画などのソフト対策にとどまらず、ハード対策も含め総合的な対策を住民と行政が一緒になって考えるように求めました。というのも、思いつきでいったのではありません。実際に、ある町内会の要請をうけて、町内会+土木事務所+上下水道局の共同で危険箇所対策を相談する場を設定したことがあり、すぐに何かができたわけではありませんが、今後何をすべきかという課題がよくわかるとともに、行政機関内部の意思疎通や行政と住民の連携について確認することができたという経験をもとに提案を持ち込んだのです。
また、下流でのソフト・ハード策には限界があり、そもそもの災害を抑制するため「山の手入れ」をしっかり行うことも求めました。
京都市が答弁で「全国50万箇所を越える危険箇所があり、ハード対策は実質的にも、予算的にも不可能」といったように、そもそも上流で山腹崩壊などが起こらない、起こりにくくするためには「山の手入れ」が必要です。
しかし、その割には、林業費予算は5億7千万円程度にとどまっています。
京都府の治山事業の予算も限られたものとなっています。
京都のまちを囲む森林の役割の位置づけをもっと高める必要があります。
(更新日:2015年03月05日)
とがし豊 議会報告カラー版 2015年2月末から全戸配布中
局別質疑ハイライト④とがし「即時原発ゼロを決断せよ」、京都市「最小限の原発の稼動が必要」

とがし豊事務所にて開いた「おひなさまカフェ」の様子
【局別質疑3日目、原発問題で論戦】
本日の行財政局への局別質疑で、重大答弁が飛び出しました。
京都市はこれまで、2012年の京都市議会決議(共産党は反対)を根拠に、「できるだけ早期に原発に依存しない社会を目指す」といって電力安定供給の立場からやむなく短期的稼動を容認する姿勢を匂わせてきました。
今回、私は以下二つの事実をつきつけて、即時原発ゼロの立場に転換すべきことを京都市に提案しました。
ひとつは、経済産業省に申請された自然エネルギー導入量が原発20基分、認可では原発70基分に相当すること、
もうひとつは、1年6ヶ月原発稼動ゼロで電力安定供給が継続していること。
京都市が根拠とする2012年の京都市議会決議から時間が経過する中で、状況はますます「原発即時ゼロ」が現実的な選択肢になってきていることを強調したのです。
しかし、京都市は、この期に及んで最小限の原発の稼動が必要とする答弁しました。重大です。安定供給が実現しているにもかかわらず、危険な原発の再稼動に固執しているのです。
では、いったい何基の原発再稼動が必要と京都市として判断しているのか、と問いただしたら
「政府の責任で判断すること」と逃げたのです。
つまり、主体性もなく、再稼動が必要と判断しているのです。
こんな消極的なことでいいのか?
147万市民の命と健康、暮らしを守る京都市としてあまりにもひどいと追及し、再考を求めました。
【「地元同意権」なしの安全協定すらも求めない京都市】
2月27日に京都府と関西電力のいわゆる「安全協定」について、京都市の態度も質しました。
安全協定は30km圏に限られるべきとして、大飯原発については求めるが、高浜原発については京都並の協定すらも結ぶつもりがないと答弁しました。
まるで、原発事故は30km圏より外へ及ばないと考えているかのごとく答弁なので、「では、何のための50km圏内に安定ヨウ素剤を備蓄しているのか」と突っ込んでしまいました。被害があれば対応するとはいいましたが、「安全神話」どっぷりの答弁のオンパレードに、あきれるほかありません。
原発ゼロなど真剣に目指していない市長の姿勢が京都市職員の手足を縛っているということなのでしょう。
4月の市議選、その先の市長選挙。
原発マネーに屈せず、闘い抜かねばなりません。
(更新日:2015年03月04日)

局別質疑ハイライト③~岡崎公園樹木伐採

2月26日に地元の方が撮影、とがしが編集したものです。
岡崎公園では樹木の伐採がすでに始まっています。
そのせいか、ようやく他党議員からも岡崎公園の樹木問題についての質問がありました。
しかし、残念なことに「老木」という当局の言い分を信じるにとどまらず、
「老木」=「危険木」と思い込んで伐採をもとめる、というものでした。
もうちょっと現場の状況を見てもらいたかった。
伐採される側の木の立場にたてば、
私はまだまだきれいな花を咲かすことができる!
たくさんの虫や鳥たちと友達よ! 何を失礼な!!
という感じでしょう。
我が党からは、同じ左京区選出の加藤あい議員からも現在進行中の樹木伐採について質疑。
今回の伐採対象の中には、公園内最大級を誇る18mの高さ、3mの幹周を誇る巨木・クスノキや、幹周2.7mの大木・センダンがあり、大木の保存がなんとかならないか。二条通沿いの桜4本は存置することができないか。などの住民側のぎりぎりの要望をつたえる質疑。
岡崎再開発のあり方、進め方自体に大きな問題があり、今回の事態にも結びついています。
続きは、総合企画局の局別質疑へ。
(更新日:2015年03月03日)