敬老乗車証制度の改悪の具体案が、昨日の京都新聞に報道されました。
昨日の教育福祉委員会では、党議員団としても蔵田市議、河合市議、私が質疑を行い、当局に対して、この改悪の撤回を強く求めました。本日、団長談話を発表いたしましたので、お知らせします。力をあわせ、市民の宝、敬老乗車証を守りましょう。
【団長談話】 敬老乗車証制度改悪を断じて許さない
2020年12月24日
日本共産党京都市議団
団長 井坂博文
12月23日、京都新聞が「敬老乗車証の値上げへ、京都市、対象75歳以上」と報道しました。報道では、敬老乗車証の現在70歳以上という対象年齢を「5歳引き上げて75歳以上とする案」が検討され、「利用者が所得に応じて3千円から1万5千円を支払っている負担金は、3千円を5千円にするなど2倍弱とする案が出ている。早ければ来年度実施の可能性もある」とされています。
この報道に関し、当日の京都市会教育福祉委員会でのわが党議員の質疑に対し、京都市は報道に関して、「何も決まったものではない」「2月予算市会に予算化できる状況ではない」と述べつつも、「行財政改革の歳出方針が決まってから段階的に進める」「かねてから見直しが必要と申し上げてきた」と答弁しました。
すでに、市長が諮問した「持続可能な行財政審議会」において、京都市の独自施策削減方針の一環として敬老乗車証が見直し対象とされていますが、市民からは「市民の宝であり、現行制度を守ってほしい」と切実な声が上がっていました。
敬老乗車証制度は、長年にわたり社会を支えてくださった高齢者に対しての敬老のための制度であり、かつ、高齢者の生きがい、健康、地域経済の活性化に貢献する重要な制度です。本制度の改悪を断じて認められません。
日本共産党京都市会議員団は、広範な市民の皆さんと力を合わせ7年間にわたって敬老乗車証制度を守ってきており、この制度改悪を阻止する決意です。
以上
(更新日:2020年12月24日)