活動日誌・お知らせ

局別質疑ハイライト⑦野党でも政治を動かす~大文字山腹崩壊対策、「看板」の木質化への助成の実現へ

台風18号による大文字山腹崩壊の現場を調査する光永敦彦府議・とがし豊市議 

野党でも政治を動かせる--実現した二つの成果

 

【大文字山はじめ荒廃した山の手入れ】

今回は、「困難」とされてきた大文字山腹崩壊対策が行われることが明らかになりました。

産業観光局は、ナラ枯れ跡地対策として実施されている「四季の彩の森復活プロジェクト」の対象として、大文字山山腹崩壊対策に取り組むと答弁しました。また、人工林を中心に「京の森再生事業」で荒廃した森林に手を入れる事業がはじめて行われることにもなっており、この間の取り組みが着実に京都市政を動かしていると実感する質疑となりました。

【屋外広告物の木質化への支援】

前年の予算委員会、決算委員会で繰り返しもとめていた看板のかけかえへの助成が、変則敵ながら実現しました。

京都市の景観条例にあわせた屋外広告物への変更が強烈にせまられるなか、資力がない事業者が多くいる実態を告発し支援をもとめてきました。

今回は「京都市内産木材」をつかった「屋外広告物」をつくるにあたって、その「材料」の木材を購入することに対し、上限10万円で総額の90%以内の助成を行うというもの。制度は柔軟に運用するように求めました。

少しでも、事業者の皆さんの負担軽減になればと微力ながら貢献できたこと、そして、こうした工夫を考えてくださった市職員の皆さんに感謝したいと思います。

野党でも、政治は動かせる。

切実な市民の願いが政治を動かすのだと改めて学びました。

(更新日:2015年03月09日)

局別質疑⑥安倍政権の「戦争する国づくり」「地方破壊」ストップを

今朝も6時半から駅頭にたち、

チラシ配りから活動をスタート。朝のご挨拶をしながらチラシを配り、35人もの皆さんに受け取っていただきました。

その後、錦林学区後援会の皆さんと一緒に定例の熊野神社前宣伝。「がんばってるねぇ」と激励多数。手ごたえを感じます。

【市役所へ移動し、局別質疑5日目に突入】

総合企画局の事業について集中的な審議が行われました。

①安倍政権が戦争する国づくりに対抗し、戦争ではなく平和の力を強くしよう!自治体間交流や草の根の国際交流を!

②地球の未来のかかった地球温暖化対策の国際会合COP21パリ会議成功へ、京都議定書発祥の地として力つくせ。

③国の定めた「国土のグランドデザイン2050」は東京一極集中を加速し、都市の周辺部の地域からは様々なサービスが撤退し切り捨てられる恐れがあり、具体化すべきでない。

④「小さな拠点」で選別切捨てをすすめるのではなく、あらゆる集落の努力を応援する立場に立つべきで、左京区役所などに過疎化対策室を設置し総合的対策を行うべき。

⑤富裕層観光・MICE優先が岡崎公園再整備をゆがめ、市民の願う公園の姿から離れることで、かえって観光客のためにもなっていない。住民の意見をしっかり反映した取り組みを求める。

⑥選択と集中により岡崎など特定地域に巨額の税金が入る一方で、それ以外の地域は置き去り。学区単位、行政区単位でしっかりとまちづくりを進めていく立場で税金の使い方を考えるべき。

など質疑。週明けには、産業観光局の質疑が行われ、二日あけて、市長総括質疑へとつながっていきます。

(更新日:2015年03月06日)

局別質疑ハイライト⑤土砂災害警戒区域における総合的な防災対策をもとめる

広島での土砂災害の苦い教訓を受け、土砂災害防止法が改正され、特別警戒区域や警戒区域の「未指定」の箇所についても、都道府県や市町村が公表することとなったことを皆さんはご存知でしょうか。

左京区も下記の京都府のHPで確認できます。

左京区(16地区419箇所)

さて、私からは、この区域について、避難計画などのソフト対策にとどまらず、ハード対策も含め総合的な対策を住民と行政が一緒になって考えるように求めました。というのも、思いつきでいったのではありません。実際に、ある町内会の要請をうけて、町内会+土木事務所+上下水道局の共同で危険箇所対策を相談する場を設定したことがあり、すぐに何かができたわけではありませんが、今後何をすべきかという課題がよくわかるとともに、行政機関内部の意思疎通や行政と住民の連携について確認することができたという経験をもとに提案を持ち込んだのです。

また、下流でのソフト・ハード策には限界があり、そもそもの災害を抑制するため「山の手入れ」をしっかり行うことも求めました。

京都市が答弁で「全国50万箇所を越える危険箇所があり、ハード対策は実質的にも、予算的にも不可能」といったように、そもそも上流で山腹崩壊などが起こらない、起こりにくくするためには「山の手入れ」が必要です。

しかし、その割には、林業費予算は5億7千万円程度にとどまっています。

京都府の治山事業の予算も限られたものとなっています。

京都のまちを囲む森林の役割の位置づけをもっと高める必要があります。

(更新日:2015年03月05日)

とがし豊 議会報告カラー版 2015年2月末から全戸配布中

とがし豊 議会報告カラー版 2015年2月 (只今、全戸配布中)

日本共産党京都市会議員団 共通面

(更新日:2015年03月05日)

局別質疑ハイライト④とがし「即時原発ゼロを決断せよ」、京都市「最小限の原発の稼動が必要」

とがし豊事務所にて開いた「おひなさまカフェ」の様子

【局別質疑3日目、原発問題で論戦】

本日の行財政局への局別質疑で、重大答弁が飛び出しました。

京都市はこれまで、2012年の京都市議会決議(共産党は反対)を根拠に、「できるだけ早期に原発に依存しない社会を目指す」といって電力安定供給の立場からやむなく短期的稼動を容認する姿勢を匂わせてきました。

今回、私は以下二つの事実をつきつけて、即時原発ゼロの立場に転換すべきことを京都市に提案しました。

ひとつは、経済産業省に申請された自然エネルギー導入量が原発20基分、認可では原発70基分に相当すること、

もうひとつは、1年6ヶ月原発稼動ゼロで電力安定供給が継続していること。

京都市が根拠とする2012年の京都市議会決議から時間が経過する中で、状況はますます「原発即時ゼロ」が現実的な選択肢になってきていることを強調したのです。

しかし、京都市は、この期に及んで最小限の原発の稼動が必要とする答弁しました。重大です。安定供給が実現しているにもかかわらず、危険な原発の再稼動に固執しているのです。

では、いったい何基の原発再稼動が必要と京都市として判断しているのか、と問いただしたら

「政府の責任で判断すること」と逃げたのです。

つまり、主体性もなく、再稼動が必要と判断しているのです。

こんな消極的なことでいいのか?

147万市民の命と健康、暮らしを守る京都市としてあまりにもひどいと追及し、再考を求めました。

【「地元同意権」なしの安全協定すらも求めない京都市】

2月27日に京都府と関西電力のいわゆる「安全協定」について、京都市の態度も質しました。

安全協定は30km圏に限られるべきとして、大飯原発については求めるが、高浜原発については京都並の協定すらも結ぶつもりがないと答弁しました。

まるで、原発事故は30km圏より外へ及ばないと考えているかのごとく答弁なので、「では、何のための50km圏内に安定ヨウ素剤を備蓄しているのか」と突っ込んでしまいました。被害があれば対応するとはいいましたが、「安全神話」どっぷりの答弁のオンパレードに、あきれるほかありません。

原発ゼロなど真剣に目指していない市長の姿勢が京都市職員の手足を縛っているということなのでしょう。

4月の市議選、その先の市長選挙。

原発マネーに屈せず、闘い抜かねばなりません。

(更新日:2015年03月04日)

局別質疑ハイライト③~岡崎公園樹木伐採

2月26日に地元の方が撮影、とがしが編集したものです。

岡崎公園では樹木の伐採がすでに始まっています。

そのせいか、ようやく他党議員からも岡崎公園の樹木問題についての質問がありました。

しかし、残念なことに「老木」という当局の言い分を信じるにとどまらず、

「老木」=「危険木」と思い込んで伐採をもとめる、というものでした。

もうちょっと現場の状況を見てもらいたかった。

伐採される側の木の立場にたてば、

私はまだまだきれいな花を咲かすことができる!

たくさんの虫や鳥たちと友達よ! 何を失礼な!!

という感じでしょう。

我が党からは、同じ左京区選出の加藤あい議員からも現在進行中の樹木伐採について質疑。

今回の伐採対象の中には、公園内最大級を誇る18mの高さ、3mの幹周を誇る巨木・クスノキや、幹周2.7mの大木・センダンがあり、大木の保存がなんとかならないか。二条通沿いの桜4本は存置することができないか。などの住民側のぎりぎりの要望をつたえる質疑。

岡崎再開発のあり方、進め方自体に大きな問題があり、今回の事態にも結びついています。

続きは、総合企画局の局別質疑へ。

(更新日:2015年03月03日)

局別質疑ハイライト②~美術館南側の疏水沿い両岸の桜並木の絶景を守って

今日は、京都市議会予算委員会の局別質疑2日目。

私からは、

①美術館再整備にあたり、国重要文化財指定を目指すためにまずは京都市指定文化財に指定を。

②美術館再整備は必要だけど、本当に100億円もの巨額の整備必要?国立近代美術館と連携でうまいことできないか。

③閉館期間はせいぜい6ヶ月程度にとどめる工夫を。

④美術館南側の桜並木の絶景はつぶさないで。

⑤新京都会館の維持費はだいたい旧京都会館時代の倍に。ほかにそのしわ寄せがあってはならないし、文化施設の維持管理と設備更新にしっかり取り組むように。文化会館などの削減、売却などの文化事業の後退とならないように。

⑥区役所機能を縮小し不便にしたうえ、防災力までの大幅に後退させる市税事務所集約化は撤回を。

⑦岩倉出張所の廃止は許せない。出張所など行政拠点は市民により身近に、福祉の手続きやまちづくりの相談などにも取り組めるように機能強化を。

など、質問をさせていただきました。

(更新日:2015年03月03日)

局別質疑ハイライト①「ゴミ袋」値下げを迫る

局別質疑一日目。

第一分科会では、環境行政をひろく所管する環境政策局に対する質疑が行なわれ、朝10時から18時20分までびっちりと審議しました。

私は、原発ゼロの立場にたち、温暖化対策を大幅に強化を!飯田市「おひさまゼロ円システム」を京都市でも実現し、初期投資ゼロ円で太陽光発電普及を。生物多様性プランをしっかり推進し、岡崎公園の樹木大量伐採のようなことを繰り返さないように・・・など質疑。

特に、ゴミ袋の値下げについては、京都市担当者と論争。

京都市は、ゴミ袋値下げした八千代市、総社市、下関市はごみが減っていないと強弁。私からは私自身がネット上でごみが減ったというデータを紹介していることを突きつけて、改めてゴミ袋代の値下げを強く求めました。

京都市がゴミ袋販売で一年間にもうけるお金は、今年度予算で11億5410万円。あまりにお金が余っているので京都市が手をつけようとしているのが、南部クリーンセンター第二工場の煙突への2億5千万円の展望台の建設。これはムダというほかない事業。あくまでもこの事業を続けるつもりと開き直る京都市のいいわけを聞けば聞くほど情けない。当初4億円かけてつくるとしていた京都市がここにきて2億5千万円にディスカウントしてきた。値段の問題じゃないのに・・・こんなことにつき合わされ、答弁させれている京都市職員の皆さんが本当にかわいそうです。そして、何より、市民の暮らしが大変であるという認識をもっていたらこんな無駄なお金の使い方を思いつくはずがありません。

(更新日:2015年03月02日)

本会議代表質問二日目~他党質疑を聞いての感想

本会議代表質問の二日目は、
民主党、公明党、京都党。

民主党某議員が、梅小路公園のオリックスの「水族館」建設にあたって、オリックスの社長と当時の市長と15年前から相談していたと自慢していた。

こうやって、勝手に公園の行く末を「密室協議」で進めるやり方・・・

京都会館なんかもこんな手法だったんだろうなと改めて、密室政治が住民の市政参加を妨げる要因であることを学んだ。

根絶!密室協議!

ひどいと思ったのは、三条と四条大橋の間のフランス橋建設をとめたのは自分の功績であるかのように自慢したくだり。

フランス橋建設をストップするために闘った市民団体や商店主さんらからすると、耳を疑う話。

保守・革新の枠組みを越えた幅広い市民運動と日本共産党の共同の力におされて、市長周辺も予算執行停止という非常手段を選ばざるを得ないところまで追い込まれていたということを裏付ける話と考えると納得がいく。

さて、驚いたのは、高浜原発再稼動手続き中止を求める意見書に反対をしていた民主党議員が突如、再稼動中止を市長に求めたこと。

原発再稼動反対をもとめる運動が確実に、原発推進勢力を追い詰めていることを実証する出来事だった。

京都党の質疑は財政難をなげく、とにかく、嘆き続けるというもので、具体的な提案は宮中行事をぜひ京都で・・・ということだけだった。

さて、そんな質疑をメモにとりながら、月曜からの質疑の組み立てを考えていた。

その後、環境政策局の各担当者に対して、おおまかな質疑内容を通告。

通告しない場合もあるが、短い質疑時間で効率的にやり取りするには、ある程度の事前のやり取りが欠かせない。

さて、今からいくつかの集まりに顔を出さねば。

(更新日:2015年02月27日)

自共対決最前線~自民4議員vs共産3議員が登壇(京都市議会代表質問)

今日は、京都市議会の代表質問1日目。

議会第一党の自民党の4議員と議会第二党の日本共産党の3議員が登壇し、市長・理事者に質疑を行いました。

まさに、自共対決の最前線

面白かったのは、自民党が今回の国民健康保険料の値下げを歓迎する討論を行ったこと。

これまで、さんざん国民健康保険料の値下げをもとめる請願を否決においやる主導的役割を果たしてきた自民党のこの変わりよう。

政治は面白い。

では、なぜ、国民健康保険料の値下げが実現したのか。

一番大きな要因は、市民の皆さんと日本共産党が粘り強く、高すぎる国民健康保険料の実態を告発しつづけ、京都市当局の内部においても、何か対応しなければと検討せざるを得ない状況をつくってきたことが大変大きい。

国が、市町村国保を都道府県で一本化を目的として、各市町村が国民健康保険料を低くおさえるために行っている「一般会計繰り入れ」を減らすための予算が下ろしてきたのをうけ、このお金の一部を、京都市は値下げに使うという決断をしたのです。

市民の運動と日本共産党の追求があったからこそ、こうした決断をせざるを得なくなったのは明らか。

この直後の討論で、日本共産党はこの値下げを大いに歓迎するとともに、さらなる値下げをもとめる堂々たる討論を行いました。

市民の運動と日本共産党の共同こそが、暮らしをよくする力!

もっともっと、署名をあつめるぞ!もっともっと運動をひげるぞ!というこの実感を、今夜の「集い」にぜひ持ち込みたいと思います。

※2012年2月市会、日本共産党は 「国民健康保険料引き下げを求める請願」を議会の意思として「採択」を主張。これに対し、自民・民主・公明・京都・無所属は多数により「不採択」に。

(更新日:2015年02月26日)

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